くらしの安全情報
2019年05月号

地域の救助活動

きょうは、地震直後に地域で取り組む救助方法についてです。
平成7年の阪神淡路大震災では早朝に地震が起きたため、およそ3万5千人が、建物や家具などの下敷きになったと言われています。
このうち命が助かった人のおよそ80%は、地震直後に近所の人によって助け出されたとみられ、大きな地震の後は隣近所で協力し合うことの大切さが改めて示されました。
地震で倒壊した建物から人を救出するためには、車に積まれているジャッキのほか、シャベルやバール、ロープなどが役に立ちます。お住まいの地域の自主防災組織にこうした道具が備え付けられているかどうか、普段どこに保管されているかなどについて確認しておきましょう。
また日ごろから隣近所でコミュニケーションを取ったり、地域の防災訓練で救助方法を学んだりして、地域の人たちと協力し合う関係をつくっておくことも大切です。
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