たいとう食の安全通信  8月11日号

■送信日時
2014/08/11 17:08
■本文
目次
1 露店の「冷やしキュウリ」による腸管出血性大腸菌O157食中毒について
2 センマイ(牛の第三胃)から0157が検出されました
3 いろいろな食中毒菌について【腸管出血性大腸菌】

▼露店の「冷やしキュウリ」による腸管出血性大腸菌O157食中毒について
 静岡市内での花火大会において、腸管出血性大腸菌O157を原因とした食中毒事件が発生しました。400人を超える発症者が確認されており、HUS(溶血性尿毒症症候群)を発症した人も複数確認されています。
 今回の事件のように、サラダや漬物などの非加熱摂取食品は、この菌に汚染されてしまうと食中毒を予防することが困難になります。非加熱摂取食品を調理する場合は、十分注意しましょう。

食中毒事件について(静岡市)
http://www.city.shizuoka.jp/deps/hokenyobo/0157.html


▼センマイ(牛の第三胃)から0157が検出されました
 平成26年度食品衛生夏期一斉対策事業で区内に流通する食品を検査したところ、センマイ(牛の第三胃)から腸管出血性大腸菌O157が検出されました。生の食肉には食中毒細菌が付いていることがあります。食肉を食べるときは、必ず中心まで加熱してから食べましょう。

厚生労働省(食品等からO157が検出された例)
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/jokyo/o157rei.html#top


▼いろいろな食中毒菌について【腸管出血性大腸菌】
 腸管出血性大腸菌は、人や動物の腸にいる大腸菌の仲間で、ベロ毒素という毒を産生することで出血性の大腸炎を起こします。菌の性状の違いからO157やO111といった名前が付けられています。乳幼児や高齢者、基礎疾患のある人がこの菌に感染すると稀に重症化し、死亡することがあります。感染してから症状が出るまでの潜伏期間は平均で3日から5日です。
 この菌は、主に牛肉を使った食品が感染源となることが知られています。規制される前は、「牛ユッケ」や「牛レバー刺」を原因とした食中毒が多発していました。また、この菌を保菌する調理従事者が食品を汚染する「二次汚染」が原因となる場合もあります。
★予防のポイント★
 生野菜はよく洗い、食肉は中心部まで十分加熱してから食べましょう。
食材間での汚染を防ぐために、器具類の使い分けをしましょう。調理従事者からの二次汚染を防ぐために、調理前の手洗い及び消毒、体調のチェックを徹底しましょう。

厚生労働省(腸管出血性大腸菌Q&A)
http://www1.mhlw.go.jp/o-157/o157q_a/
東京都(腸管出血性大腸菌O157)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/micro/o157.html
国立感染症研究所(VTEC等の分離速報値)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/allarticles/surveillance/510-iasr/graphs/4701-iasrgvtec.html


◆食中毒予防の3原則
「つけない、ふやさない、やっつける」
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/anzen_info/files/shoshinsya.pdf

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