たいとう食の安全通信 4月11日号
■送信日時
2016/04/11 09:27
■本文
目次
1 区内で発生した食中毒について
2 製菓衛生師試験願書配布のお知らせ
3 様々な食中毒菌について【黄色ブドウ球菌】
4 様々な食品添加物について【甘味料】
▼区内で発生した食中毒について
区内でノロウイルス及びアニサキスによる食中毒事件が発生しました。ノロウイルスによる事件は、飲食店で宴会料理を喫食した複数名の患者が発症しました。調査の結果、冷凍のカキフライからもノロウイルスが検出されました。ノロウイルスをやっつけるには食品の中心温度で85℃から90℃で90秒間の加熱が必要です。
アニサキスによる事件は、飲食店で刺身を食べたところ、腹痛を発症し、胃の中からアニサキスが摘出されました。アニサキスは、−20℃で24時間以上冷凍保存することによって死滅します。確実な予防には冷凍処理が必要です。
▼製菓衛生師試験願書配布のお知らせ
平成28年度の願書は4月1日から保健所窓口にて配布しています。申請受付日は4月30日までです。詳細は東京都のホームページでご確認ください。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kenkou/shikaku/csh_menkyo/chori_seika/seika/shiken.html
▼様々な食中毒菌について【黄色ブドウ球菌】
黄色ブドウ球菌は増殖するとエンテロトキシンと呼ばれる耐熱性の毒素を産出し、食中毒を引き起こします。潜伏期間は1から5時間ほどと短く、おう吐や腹痛等の症状を発症します。主に手指を介して汚染することからおにぎりやサンドイッチ、和・洋生菓子などが原因食品になりやすいです。
★予防のポイント★
一旦、毒素が作られてしまうと加熱しても壊れることはありません。黄色ブドウ球菌は、キズややけど、手荒れをしている箇所、鼻腔内などに存在しています。そのため黄色ブドウ球菌を食品につけない、増やさないことが大切です。食品を扱う際には、十分手洗いをしたうえで手にキズ等があるときはビニール手袋を着用するようにして、直接食品に触れることは避けましょう。また、食品を保管する際には10℃以下で管理するよう心掛けてください。
黄色ブドウ菌(東京都食品衛生の窓)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/micro/oushoku.html
▼様々な食品添加物について【甘味料】
代表的な甘味食品は砂糖ですが、砂糖は酵母(イースト)の栄養源になりやすいため、酵母の繁殖による食品の品質劣化を防ぎ、保存性を高めるために砂糖以外の甘味料が用いられます。
最近では、糖尿病、肥満、虫歯などの予防のために、砂糖の代替品として添加物が使われることも多くなってきました。
★主な添加物★
アスパルテーム、アセスルファムカリウム、キシリトール、
サッカリン、ステビア など
甘味料(東京都食品衛生の窓)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/shokuten/kanmiryo.html
◆食中毒予防の3原則
「つけない、ふやさない、やっつける」
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/anzen_info/files/shoshinsya.pdf
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