たいとうヘルスケアニュース 平成29年11月17日号
■送信日時
2017/11/17 10:00
■本文
こんにちは。
年末が近づき飲酒の機会が増える時期になりましたね。アルコールは生活に豊かさを与える一方、不適切な飲酒は本人の健康問題だけでなく、社会生活や家庭環境に影響することもあります。そのため、平成26年に「アルコール健康障害対策基本法」が施行されました。この法律では、11月10日から16日までをアルコール関連問題啓発週間と定めています。今回は、アルコールと健康障害についてお伝えしたいと思います。
=====目次=====
1.アルコールとメタボリックシンドローム
2.アルコールと女性の健康
3.アルコール依存症とは
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1. アルコールとメタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームとは、内臓肥満の状態(腹囲が男性は85cm、女性は90cm以上)かつ、高血圧(130/85mmHg以上)・脂質異常症(HDLコレステロールが40mg/dl以下、あるいは中性脂肪が150mg/dl以上)・高血糖(空腹時血糖が110mg/dl以上)の3つの項目のうち、2つ以上が当てはまる場合を言います。メタボリックシンドロームは、生活習慣であるお酒の飲みすぎが関与している場合が多くみられます。また、お酒自体のカロリーだけでなく、おつまみが脂肪や食塩の多いものであったり、アルコールで食欲が
亢進したりすることも関係します。
メタボリックシンドロームの予防及び改善には「節度ある適切な飲酒」として成人男子では1日平均2ドリンク(純アルコールで20g/日本酒換算約1合)程度までとし、さらに週2日間の休肝日を入れることが大切です。
●基準飲酒量(1ドリンク量)
ビール・発泡酒(5%) 250ml
酎ハイ(7%) 180ml
焼酎(25%) 50ml
ワイン(12%) 100ml
2. アルコールと女性の健康
女性の飲酒も近年一般的になってきました。特に台東区の女性は、国と比較して毎日飲酒している人は1.9倍、多量飲酒(3合以上)している人は3.1倍というデータがあります。一方で、女性は肝硬変の患者年齢が男性より10歳以上若く、飲酒量も男性の半分程度であるなど、女性はお酒に弱いことが分かっています。これは、女性は男性に比べて体内の水分量が少ないため、血中アルコール濃度が高くなる傾向があると考えられています。また、乳がんや骨粗しょう症も飲酒と関係があります。このような様々な研究結果により、女性の飲
酒量は一般的に男性の半分から2/3くらいにするのが安全とされており、一日の純アルコール摂取量10g程度に抑えることが好ましいでしょう。
3.アルコール依存症とは
アルコール依存症の患者数は日本国内で80万人以上といわれていますが、その予備群も含めると約440万人にもなると推定されています。飲酒を続け、耐性・精神依存・身体依存が形成され、飲酒のコントロールができなくなる状態がアルコール依存症です。アルコール依存症になると、身体・仕事・家族関係などの様々な問題が起きることもあります。アルコール依存症は飲みすぎとは違いますが、飲みすぎが習慣化するとアルコール依存症になり、その期間は男性で20年、女性は10年と言われています。
では、どのくらいの量から「飲みすぎ」になるのでしょうか。先程、「節度ある適切な飲酒」が純アルコール20g程度までとお話ししましたが、一日の飲酒量がこの3倍以上になると「飲みすぎ」となり、アルコール依存症の危険が高まります。美味しいお酒を控えるのは難しいですが、節度ある適正な飲酒を心がけましょう。
<アルコール健康障害対策 厚生労働省>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000176279.html
ご自身やご家族などでアルコールの問題でお困りのことがある場合は、台東保健所、浅草保健相談センターへお気軽にご相談ください。
★台東保健所 保健サービス課 03(3847)9497
★浅草保健相談センター 03(3844)8171
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