たいとうヘルスケアニュース 令和元年12月20日号

■送信日時
2019/12/20 10:00
■本文
みなさん、こんにちは。
今年も残すところ1週間あまりとなりました。宴会の機会も多く、胃腸も疲れ気味ではないでしょうか。今回は秋から冬にかけて流行する「感染性胃腸炎」についてのお話です。感染性胃腸炎を予防し、元気に新年を迎えましょう。

=====目次=====
1. 感染性胃腸炎とは
2. 感染性胃腸炎の症状
3. 感染性胃腸炎の予防のポイント
4. 感染性胃腸炎にかかったら
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1.感染性胃腸炎とは
  主にウィルスなどの微生物を原因とする胃腸炎のことです。原因となるウィルスには「ノロウィルス」や「ロタウィルス」などがありますが、冬の季節には「ノロウィルス」が原因となる胃腸炎が流行します。
ウィルス等が付着した手・指を介して、ウィルスが口に入ることによる感染(接触感染)、ウィルス等に汚染された食品を食べることによる感染(経口感染)があります。

2.感染性胃腸炎の症状
 おおむね1日から3日程度の潜伏期間の後、吐き気・おう吐・下痢・腹痛などの症状が認められます。これらの症状が1日から2日続き、回復していきます。
 症状がなくなった後も、通常は1週間程度、長いときは1か月程度、便からウィルスの排泄が続くことがあります。

3.感染性胃腸炎の予防のポイント
◆丁寧な手洗いをしましょう
 帰宅後、トイレの後、調理・食事の前には、石けんと流水で手を洗いましょう。2回洗いがおすすめです。
◆排せつ物を適切に処理しましょう
 便やおう吐物を処理する時は、使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用し、次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤)で消毒しましょう。ノロウィルスにアルコールは効果がありません。処理後は十分に手を洗いましょう。
◆食品を十分に加熱しましょう
 ノロウィルスはカキなどの二枚貝に潜んでいることがあります。調理するときは、中心部まで十分加熱(85℃から90℃で90秒以上)しましょう。

4.感染性胃腸炎にかかったら
下痢等により脱水症状を生じることがあるので、早めに医療機関を受診しましょう。特に乳幼児や高齢者は重篤な脱水状態になりやすいので注意が必要です。また高齢者は、おう吐物が気管に入り誤嚥性肺炎を生じやすいのでご注意ください。
安静に努め少しずつ水分補給をし、回復してきたら消化の良い食事をとるようにしましょう。
 

★胃腸炎に注意しましょう【台東区ホームページ】
http://www.city.taito.lg.jp/index/kurashi/iryo/kansenshoyobo/015790531122.html


★感染性胃腸炎(ウィルス性胃腸炎を中心に)【東京都感染症情報センター】
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/gastro/


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