たいとうヘルスケアニュース令和4年10月7日号

■送信日時
2022/10/07 10:00
■本文
みなさん、こんにちは。
突然ですが、あなたの視力はどのくらい良いですか?10/10は目の愛護デーです。10と10を90度横にすると、人間の目と眉に見えることがこの日の由来だそうです。ICT化が進み便利な世の中となりましたが、その分目を酷使する機会も増えてしまっています。そこで今回は、目の健康について考えましょう。

===目次=========
1.スマホと視力低下
2.緑内障ってどんな病気?
3.目を大切に!
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1.スマホと視力低下
現在、多くの人が使うようになったスマホですが、長時間使い続けていると視力の低下につながります。視力が落ちる原因は
(1)長時間同じ距離で画面を見続けること 
(2)ブルーライト 
が大部分を占めています。
スマホやタブレットから放出されるブルーライトの量は、パソコンの放出量よりはるかに多く眼精疲労を起こしやすいです。ブルーライトは疲れの原因だけでなく、目の奥の網膜にまで傷をつける恐れがあります。また、集中して画面を見続けると瞬きをする回数が減り、ドライアイになりやすくなります。
そのため、スマホを使用する際には意識的に瞬きをすることや、定期的に休憩を挟むことで目を休ませながら使用しましょう。

2.緑内障ってどんな病気?
緑内障とは、眼圧が高くなることで、視神経が圧迫され障害を起こす病気で、視野が狭くなったり、部分的に見えなくなったりする病気です。重症化すると失明することもあります。
40歳以上の人の20人に1人の割合で発症しており、現在の日本の失明原因1位がこの緑内障によるものとなっています。ほとんどの緑内障は、非常にゆっくりじわじわと進行していくもので自覚症状があまりないといわれています。
目は疲労を回復するときに、血流をよくしようと眼圧が高くなるのです。
緑内障というと40歳以上に多い病気と思いがちですが、近年20から30代の若年性緑内障も増えてきています。一度傷のついた視神経は元に戻すことが困難です。早期発見・早期治療のために、少しでも気になることがあれば眼科を受診することが大切です。

3.目を大切に!
視力の低下を防いだり、目の病気の予防のためにも目を大切にする習慣をつけましょう。
(1) 一日6から7時間程度睡眠をとる
(2) スマホやパソコンのようなモニターを見続ける作業を一時間行ったら10分間休憩する
(3) ものを見るときは明るい場所で近づきすぎないようにする
これらは普段の生活から意識すればできることです。目がしょぼしょぼする、物がかすんで見えるといった症状が現れたら目が疲れているサインです。そんな時は目を休ませてあげましょう。

【蒸しタオルを使った効果的な目の休め方】
眼精疲労の場合、目の周りを温めると症状が和らぎます。
タオルを水で濡らして絞る→丸めてラップ又はビニール袋で包む→電子レンジ(500から600w)で30秒から1分程度温める→手で触れられるくらいの温度まで冷ます
これで、蒸しタオルの完成です。目を閉じ、蒸しタオルを瞼の上にそっと乗せます。5分から10分ほどでリラックス効果があらわれます。

健康な目を保つためにも、目を休ませてあげる時間を増やすことが大切です。
生活の中で目に負担をかけている行動を振り返り、目にいい習慣を身につけるよう心がけましょう。

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