たいとうヘルスケアニュース 令和5年3月17日号
■送信日時
2023/03/17 10:00
■本文
3月24日は世界結核デー(World TB Day)です。細菌学者ロベルト・コッホが1882年に結核菌の発見を発表した日にちなみ、世界保健機関(WHO)が1997年の世界保健総会で制定しました。この機会に、結核の予防や治療について正しく知り、行動していきましょう。
== 目 次 ===================
1. 結核の流行状況
2. 結核ってどんな病気?
3. しっかり治療すれば治ります!
4. 結核予防・早期発見のための4か条
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1. 結核の流行状況
結核は昔の病気ではなく、今もなお感染拡大が懸念されています。2021年、日本は初めて結核の低蔓延国(罹患率※1が10以下)の仲間入りを果たしました。しかし、その要因として、新型コロナウイルス感染症流行による受診控えや、外国人の入国制限が影響を及ぼしている可能性があります。まだまだ安心はできません。
東京都では2021年に1,429人、台東区では39人の方が結核と診断されました。台東区の結核患者は毎年数多く報告されていて、都内でも高い結核罹患率を推移しています。また、病気が進行してから発見される割合が高く、周囲の方への感染の影響が心配されます。
※1 罹患率:1年間に発症した患者数を人口10万対率であらわしたもの
2. 結核ってどんな病気?
結核は、人から人へ感染する病気です。
結核患者が咳などをした時に結核菌が飛散し、それをまわりの人が吸い込むことで感染(空気感染)、発病する病気なので、誰もがかかる可能性があります。
主な症状は、咳やたん、発熱などの症状ですが、風邪の症状と似ているため、発見が遅れることがあります。また、高齢者の結核患者の約半数は咳などの症状がみられません。「疲れやすくなった」、「息が切れる」、「やせてきた」などの症状が続く場合も、結核の可能性があるので注意が必要です。
3. しっかり治療すれば治ります!
結核は、早く気づいて治療をすれば治る病気です。
昔は治療できる薬がなく、病状が悪化してお亡くなりになる方がたくさんいました。しかし、現在は抗結核薬の開発が進み、毎日しっかり薬を飲むことで治る病気になりました。
通院で治療されている方は、周囲への感染力はありません。周りに結核で治療されている方がいても、「結核=うつる」ではありませんので、患者さんが最後まで治療できるよう温かく見守りましょう。
4. 結核予防・早期発見のための4か条
(1)年に1回、健康診断等で胸部レントゲン検査を受けましょう。
(2)咳やたんの症状が2週間以上続く場合は早めに内科や呼吸器科を受診しましょう。
(3)免疫力を保つために、日頃からバランスの良い食事をとり、規則正しい生活を心がけましょう。
(4)赤ちゃんはBCG予防接種を受け結核の重症化を予防しましょう。定期接種の案内が届いたら、1歳になるまでに接種しましょう。
台東区ホームページ「結核にご注意ください」
https://www.city.taito.lg.jp/kenkohukusi/kenkokikikanrieisei/kansensho/kansenshoyobo/kekkaku/015790530920.html
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